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笑撃王 ジャケット ALBUM
◆ A L B U M ◆

笑撃王

RELEASE2006.04.21
LABELVictor
品番VEATP-44991
収録全15曲

セルフライナーノーツ

2026 サブスク配信にあたって、現代から発表当時を振り返ってのセルフライナー

2026年、サブスク配信にあたって、現代から発表当時を振り返ってのセルフライナーです。この後長年かけてジワジワ広がった「なごり寿司」初出アルバム。ジャケットは、当時アート?に燃えていた僕が描いたウルトラキューピー。46歳の表現の数々です。「SHOW TIME シリーズ」は内容がジャケットに記されていないので、拾い集めて明記しました。まずは2006年リリース当時、ジャケットに書いたメッセージからどうぞ!

ジャケットのメッセージ(2006年リリース当時)

一体いつからだろうか?僕は自分自身の事を「フォークを父に、深夜ラジオを母に育ちました」と言うようになった。人それぞれ、10代の頃に聴いて感銘を受ける音楽は様々だけれど、僕の思春期はフォークと共にあり、洋楽の影響はほとんど受けていない(ミッシェル・ポルナレフが唯一お気に入りだったけど)。ギターを弾きながら自分の思いや情景を唄う「フォーク」の影響が極めて絶大なのだ。

デビューして、いろんな現場で「フォークの先輩方達」とご一緒する機会に恵まれるたびに、僕は嬉しかったし「フォークの名曲」を替え唄にした事も多々あり、快く楽曲使用の許可をいただけたのもありがたかった。そして不思議な事に、昨年あたりからそれまで面識はあったものの、挨拶をさせていただく程度の距離でのお付き合いに留まっていた「谷村新司」さんや「さだまさし」さん「伊勢正三」さんたちとご一緒させてもらう機会が急に繁雑にやって来た(ま、こっちから押し掛けて行ってるのだけれど)。やっぱり「巨匠」は偉大だ!と至近距離で接して感じ、勉強になる事が多い。そしてそんなみなさんが、主に70年代に発表した唄の数々は、輪郭がハッキリしていてとても完成度が高い。次のアルバムのテーマは「フォークのカバーでやりたいな」と昨年秋あたりから思っていた。

ずっと言い続けている事だけれど「思春期に受けた影響は一生を左右する」と思っている。僕にとって「大阪万博」→「深夜ラジオ」→「フォーク」という圧倒的な「洗礼」は一生覆される事はない。そしてここ数年、それらのモノを自分の中で検証する流れの中に身を置いている実感がある。先日「日本万国博」の記録映画の10時間ノーカット版DVD BOXを買った。そして改めて僕が6年生の時に開催されたあのとてつもないイベントの様子を見た。そこにあるのは「モザイク」だった。会場の俯瞰映像がまさにモザイク。それぞれ個性ある建造物が自身を主張しながらひしめき合い、全体としての統一感がある。自分にとっての「万博検証」の答えは「万博はとてつもないモザイクだ」という事だった。

昨年愛知万博にも何度か行ったが、そこにもまたモザイクがあった。脈絡なく様々なモノ達がひしめき合っているモザイク的なモノが好きなのだという事を今更ながら気付かされた。大阪万博の時に集めた64種類のパビリオンのパッチを並べてある額の様子はモザイク、愛知万博で集めた185種類のバッチもしかり。そういえば「替え唄メドレー」もモザイクじゃないか!それぞれが個性を主張し一同に集まっては全体的なパワーをかもしだしている。僕自身の曲やアルバムもいろんなパーツが集まって形を成している。

そんな意識が反映してか、ここ2年くらいのあいだに僕の部屋の「モザイク化」がおびただしい。カレンダーの裏や新聞紙に字や絵を書きたくなって、画材屋へ絵の具や墨汁、筆などを買いに行き、思いのままに描いたモノをベタベタと壁に貼っている。多摩川の河原に石を拾いに行き(岡本かの子さんの生家の前)洗って塩で清めたあとに乾かして「顔」を描いてみる。何十と描いた「顔石」を一同に集めて「顔石モザイク」が出来上がる。近所に焼き物の窯があるのを発見し陶芸を習いに行く(長渕さんもかつて通っていたとのちに判明)。「猫背ではなく胸を張ったネコ」や「使いようのない食器」など、デタラメな作品をどんどん無責任に捏ねて行き、焼き上がったら部屋の棚などに並べたりして、そこもまたモザイクとなる。そんなモノ達が僕の部屋のいたるところにひしめいている。なにか「開いた」カンジ。今まで封をしていたいろんな事を順番に開けて行くと、使っていなかった思考回路が働き出す。

そんな日常の延長線上のいろんな経験がどの様に「唄」に反映して行くのか?僕自身も計り知れない。いろんな「嘉門達夫」が、いろんな表現をして、それらを集めてひとつの「モザイク人生」が出来たら理想的だと思うのだ。

嘉門達夫

それでは中身に参りましょう!

01

SHOW TIME 1

◯この中にひとり(宇宙人、商人、猫ひろし、パペットマペット、刑事ドラマが大好きなヤツ、演説してるヤツ、さだまさし 、ハンバーガーショップの店員、疲れてるヤツ、ヨーデルが好きなヤツ、典型的なマゾ)

◯せーへんか?(フラッペ、ハリポタ、あやや、ドコサヘキサエン酸、玄界灘、ゴッホ、バッハ、イデオロギー、ブロッコリー、ペンタゴン、プッチーニ、チチカカ湖、つくね、くるぶし、ポリプロピレン、メスシリンダー、中耳炎)

◯まちがってますよ!(マウス、マグネシウム、テイクアウト、男根の世代、赤外線、キリシタン、キツネに包まれた、アロエー!、オークション、一本釣り、ポリープ、草食、南無阿弥打撲、チゲ、ゲンナリ)

02

俺だけかぁー 2

カップラーメン、エンピツ、自動販売機

03

チャンポン ~チャンピオン~

谷村新司さんに快く許可をいただきました。個人的には三軒茶屋の「來來來」のチャンポンが好き。歌詞の「ライラライラライラライ」は「來來來」さんに捧ぐ(後づけ)。

04

SHOW TIME 2

◯言うだけ番長(誤認逮捕、大型連休、イナバウアー、マスターキー、カトリーヌ、アマリリス、アネモネ、原産地、四天王、安倍晴明、生い茂る)

◯実録シリーズ「桑田家の謎」(ここにあったか!ホンマの話)

05

本当にあったコワイ校則

マーフィーの法則のアレンジに乗せて実際にあった校則(現在はもうないもの多し)を訥々と語っています。

06

なごり寿司 ~なごり雪~

2006年にここで初めて発表。ジワジワ広がりその後カラオケに収録され全国の盛り場で天文学的に謳われております。もちろん伊勢正三さんにも許可をいただいてます。結婚前の妻の誕生会で歌ったり小山薫堂さんのバースデーに偶然居合わせてその場で披露したりした記憶があります。2025年に発表したアルバム「至福の楽園~歌と笑いのパラダイス」には「なごり寿司~さびマシマシ~」として森山直太朗さんのアレンジなどを手掛けておられる中村タイチさんに委ねてみました。

07

映画の窓 ~リターンズ~

ぶっちゃけー、マジっすか?、よくなくない?、ハンバーグになります(ほとんど忘れてたわー。サブスク配信発掘シリーズやー。)

08

ハジャマカラ

アルバム「お前はまちがっとる!」収録の「ババシャツ」別バージョン。(焼き鳥、人生のピーク、指輪、あっち向いてホイ、テクニック、サラダ味、流し台、授業中、60、ハジャマカラ)

09

ビミョーにちがう 2

熟女、カフェオレ、晴れ時々雨、波浪警報、ご飯、先送り、よく来たね、出演、神経質、声優さん、AV、おたま、サザン(これも内容発掘やー。)

10

SHOW TIME 3

◯チャルメラ歌合戦(あははは!ここにこんなんあったかー!発掘発掘!)

◯実録シリーズ「ヤンキーの謎」2006年にこの世を去った朋友「高倉義和」が大好きな歌でした。「そこかえ!」

◯いらん事言わんでええねん!(2025年のアルバム『至福の楽園~歌と笑いのパラダイス~』に整理整頓して再収録。落語に出てくる『いらん事言うヤツ』をイメージしています。)

11

冬の人妻 ~冬の稲妻~

こ、こ、これは、ちょい無理あったかなー。むふ。

12

いろんな事を言うヤツラ 2

耳かきのぼんぼり、天ぷら屋の親父、踊り場、傘袋、目玉の親父、鰈と平目、玉ねぎとラッキョ、スーツケース、スポイド、チンピラ、産婦人科医、歯医者さん

13

SHOW TIME 4

◯あわんあわん(豆腐、キャラメル、焼肉のタレ、線香、餃子の具、網戸、芳香剤、ボーリング場、フランス料理店、河童、鈴鹿サーキット、水戸黄門、寿司職人)

◯実録シリーズ「北野家の謎」全てホンマの話です。誠は毎日名古屋のCBCラジオ「北野誠のズバリ!」で頑張ってまーす。

14

働くオジサン宣言 ~関白宣言~

「みのより先に寝てはいけない」のフレーズが1番最初に出来て「替え唄フルシリーズ」が始まりました。みのもんたさんに許可をいただきに、文化放送までノンアポで伺ったらラジオの生放送に出演させてもらって快く許可をいただきました。さだまさしさんには大宮ソニックシティのコンサートに伺って許可をいただきました。ありがとうございました。

15

SHOW TIME 5

◯実録シリーズ「ヨロン島の謎」ここいらのエピソードはハルキ文庫から出ている「熱中ラジオ」にも書いてありますし、タモリさんの「今夜は最高!」でも披露しましたー。

2026.1.5に記す。

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