セルフライナーノーツ
2026 サブスク配信にあたっての書き下ろし
2026年、サブスク配信にあたって、現代から発表当時を振り返ってのセルフライナーと内容詳細覚え書きです。「帰ってイモ食うて屁こいて寝よ!」とは、関西人の土着慣用句?です。まずは2008年に書いたジャケットのメッセージからどうぞ! デビュー25周年が今から18年前になるのかぁー。感慨。
ご挨拶(2008年・ジャケットのメッセージ)
デビュー25周年やってさ。ありがたいこっちゃ。思えばずいぶん恵まれて来たよなぁ、と素直に思う。いくら落語家破門になったとは言え、鶴光師匠の口利きでレギュラーになった「MBSヤングタウン」がキッカケで「嘉門達夫」として再スタートさせてもらったワケですし。
24歳で「ヤンキーの兄ちゃんのうた」を発表させてもらってから、月並みながら「あっと言う間の25年」でしたわ。よく、先輩のシンガーの人達が「40過ぎて唄っているとは思わなかった」とコメントされているのを目にする。確かに24でデビューした僕も、あの頃は「40代の自分」をイメージ出来ていなかったかな。なんとなく年を重ねるとイキオイ弱まって行くんちゃうん?くらいの事は思っていたかもしれん。
20代、30代と言うのは、振り返ってみても必死やったから、目の前の現実を乗り越えて行くだけで日々が通り過ぎて行った。「僕の事もっと知ってー!知ってー!」というアピールタイムや。ところが40代に入ると、ちょっと風景が変わって来るんよ。あらっ?まだまだここから先の方が長いんちゃうん?なんていう事にようやく気付く。そして現在50代目前のところまで来ているけど、こっからの20年はさらにオモロイで!という確信が生まれて来た。こっからこそがオモロイ。そのオモロさを体験出来る権利としての、ここまでの25年っていうカンジかなあ。
前は「40過ぎたらまして50代なんて先細りになるんちゃうん?」と漠然と思っていたけれどイヤイヤイヤイヤ!「豊かさ」が増して、いろいろ自由に表現出来るのはむしろこれからなんや。尊敬する偉大な先達の軌跡などを見ても、例えば極端やけど「近松門左衛門」が「曾根崎心中」を書いたのが51歳とかね。「世阿弥」は72歳で佐渡に流されるけど、そこからまだまだ作品を書き続けたとかね。岡本太郎が大阪万博で太陽の塔を造ったのが59歳やとか、そんな事実を知るにつけ、オレ、まだまだ若造やん!と都合良く解釈してしまうわ。よくライブのMCで言っている「80くらいになって、80の自分が感じる事をリアルに歌っていたいんです」。出来るんちゃうん?
老人の現役シンガーソングライター、今んところおらへんねん。過去のヒット曲だけじゃなく、老人のリアルな気持ちを唄うシンガー。しかも笑いも交えてね。そこまで行きたいなぁ。いや、行こう。そのためには、それぞれの年代で、ずっとリアルに表現し続けていかんとな。
最近よく「将来は『嘉門達夫記念館』を建てたいんです」なんて冗談まじりで言ったりするねんけど、これもまんざら絵に描いた餅ではないで。って言うか「記念館」を建てるにふさわしい状態で生涯を終えるという構想なワケや。僕が死んだ後に「この人の人生、どんなんやってんやろ?」と人々が興味深げに訪れる場所が僕にとっての「記念館」の定義や。相当な「人物」として死んで行かんと成立せえへんやん。たいした事ないヤツの軌跡なんて、誰も興味持たんやん。
いやー、何度も言うけど「万博育ち」なもんで「〇〇館」とか「〇〇展」などの「パビリオン的存在」にムッチャ憧れてるねん。例えば「三島由紀夫展」を見に行ったら、川端康成から三島由紀夫に宛てた書簡とかが展示されてて、それはもう興味深いんよ。「ヘー、この時三島由紀夫、けっこう落ち込んでたんや!」なんて感じる事がオモシロく、筆跡や行間まで見つめてしまうわ。
そうそう、生まれ故郷の大阪府茨木市の「川端康成文学館」には、地元に帰るたんびにちょいちょい足を運ぶねんけど、川端さんが10代の時にインドのタゴールという人がノーベル賞を受賞したニュースを知って、川端さんの日記に「自分もノーベル賞、夢やないで!」的な記述があるのを去年発見してん。発見とはあらかじめあったモノのあり方に改めて気付く事なり! なっ! 具体的に思ったりイメージしたりすると叶うねんで!
ここへ来て小学3年と4年の時の担任の吉原先生が教えてくれた言葉「念願は人格を決定す。継続は力なり。」が俄然実感を伴って来た。
25周年というのはなかなかありがたい区切りやけど、むしろこっからさらにオモロイ表現して行くつもりなんで、ひとつ末永くよろしゅうたのんます!
嘉門達夫 ふむふむ
2026年現在、吉原先生は83歳で広島で勉学に励んでおられます。3年前に小学3.4年吉原学級の同窓会をやりまして、22人がLINEで繋がりました。吉原先生も最初は手こずっておられましたが、今では勉学と魂の解放の場としてLINEに連日メッセージをされてます。これぞ現代。60年近い教育継続中。現代から過去作品に対するライナーと掘り起こし詳細覚書です。
宅配便の兄ちゃんは見ている
この歌が出来た頃、宇崎竜童さん・阿木燿子さんが運営されていた赤坂のライブレストラン「ノヴェンバー・イレヴンス」で時々歌わせていただいてました。宇崎さんにお会いする事もしばしばで「あのー、図らずも港のヨーコみたいなの出来てしまいました」と言うと「好きにしろよ!」と言い放たれて嬉しかったです。
宅配便の兄ちゃん〜ホテルのフロントマン〜ルームサービスの兄ちゃん〜同音異義語〜言い方によって全然違う意味〜紛らわしいぞなんとかせーよ!
贈り物 1
ジッタリンジン「贈り物」インスパイア
ガチャポンのケース、サインペン、バスタオル、餃子のタレ
ノリツッコミな夜
久本マチャミ、かなり声荒れてるなー
アカンがな!
チェケラッチョ!のベーストラックリサイクル
そんな唄あるかえ!ベストテン 2
この形式にすれば、許可も不要、誰にも迷惑かからない!大発見やぁ!
- 西城弘樹 ヤングなん?
- 沢田つか子 飼いたい
- 徳川むねあき 壊れかけの女房
- 谷ムラムラ新司 イヒヒ朝立ち
- 山本上司 みちのく団体旅行
- ピンクベティー ペーパー夫婦
- 美川しん一 蟹座の女
- サード 負けとるで
- 子門まさお 泳がせろ!犯人くん
- 秋顔まさし 変な顔になって
- ダウンタウンブギウギ幕府 港のヨーコ頼朝義経
- 破産オールスターズ 涙のキャッシュ
- 近藤まさひこ ストーカーブルース
- 長渕やすし 惨敗
- 松任谷雲丹 恋人はチンジャオロース
文字で見るといとおかし。
贈り物 2
豆板醤、ハンバーグ、ぶどうパン、かんな屑
モリモリ モッコリ!〜もっこりパワーイメージソング〜
麺屋武蔵創業者、山田さんからのご依頼で、北海道の人気キャラ「マリモッコリ」ドリンクのイメージソングとして作りました。バックトラックは「47都道府県の歌」のリサイクル
新・生出し替え唄メドレー
著作権の切れている楽曲のみで構成されています。
ゲンコツ山(ここにおったかー)、浮気してる、シマウマ、娘に嫌われて、家族増える、ベタベタ、そりゃそーだ、鰤てり、東国原、アヘージング
贈り物 3
ペアリング、スニーカー、心霊写真集、清め塩、抗生物質
ショートソング&会話 2008
ローマ、昔話、校内放送、なぞなぞ(これオモロイやん)、千手観音、ケンタウロス、国語のテスト、興味本位、犬は商売、鬼(掘り出し物)
帰ってイモ食うて屁こいて寝よ!
ぼんさんが屁をこいだ、男前になってー、飴ちゃんあげよ、シュッとしたズボン、擬音多すぎ、エスカレーター、おかん、炭水化物、見てわからんもんは、奥さんアカンて、こわいオッチャン、大きなった、人柄、オバチャン
替え唄クラシックメドレー 2
そんなの関係ねー、コリン星、年齢詐称、三つ星、バラエティのワイプ、賞味期限、熟年離婚、など。
こんなんなくても生きていける
かんぴょう、ワッフル、ナルト、梅干し、高野豆腐、塩昆布、糸こんにゃく、らっきょ、沢庵、マシュマロ、ビーフジャーキー、ベーグル
この街で
FM愛媛、和田プロデューサーからのご依頼。新井満さんプロデュースで松山をイメージした歌詞を公募して、様々な方が歌唱されているところに加えていただきました。舞台は「坂の上の雲」。朴訥に歌わせていただきました。
贈り物 4
鳥取風お好み焼き、福袋、シャンプー、腕時計、ブリーフ、愛と勇気と世界平和
このアルバムはDVDも付いていましたが、サブスクでは再現し難いので音源のみとなりました。かつてのDAIPRO-XのCDならびにDVDは、我が社さくら咲くショップにてお求めいただけます。サブスク配信見送りの多くの「替え唄シリーズ」もCDでは聴いていただけます。物によっては在庫も余裕ありますので、是非ネットでこぞってお買い求めいただけますよう、よろしくお願いします。
DVD収録内容
- どないやねん 2
- 新・あわんあわん
- そんなアナタが大好きです
- この中にひとり〜MIX〜
- 言うだけ番長〜MIX〜
- 新・さーて来週のアワビさんは
- あったらコワイセレナーデ 2007
- ハジャマカラ
- 新・会話&ショートソング〜MIX〜
- 哀歌〜エレジー〜2007
- オマケ