セルフライナーノーツ
2004年リリース当時のブックレット解説 + 2025年年末 サブスク配信にあたり追記
「人類はいつの日もバカ!」2004.4.21リリース
サブスク配信にあたり2025年年末に解説を付け加えて、と思ったら珍しくリリース当時 解説を載せてました。( )内に現代追記を入れておきます。ジャケット写真、よく見るとバックに太陽の塔。糸川燿史さん撮影。まずはブックレットの解説からどーぞ!
ミミズですら電流を流すと3度目には違う方向に進もうとすると言うのに、我々人類ときたらまったくもってずっと同じ事を繰り返しているんじゃないの?
意志の伝達手段が「のろし」→「手紙」→「電話」→「ファックス」→「メール」と進化し続けても、いつの時代も少年はチンチンの長さを計ってため息をついている。そんな人類のバカさ加減がいとおしい!
日常の中の「バカ」な風景「バカ」な妄想。それを唄って行くのが仕事だと思っている。僕の唄を聴いてみなさん笑ってくれていますが、それは自分を笑っている事にもなるのです。無意識だからこそ、真剣だからこそ滑稽に思える我々の行動。そんな人類のいつの日もバカな様子をこれからも唄って行きたいと思っています。「唄」が伝わるか伝わらないかの決め手は説得力!
創って唄う本人が体験した内容だからこそ説得力があるのです!
アレ?それじゃあ、僕はバカの代表?
ガハハハハ!バカな人生をまっとうしてやるー!
それじゃあ、それぞれの曲(曲じゃないのもあるけど)について、書いてみよう!
チェケラッチョ!
ヒップホップに対して何か言いたい!そう、僕の創作の原動力は「何かに対して何か言いたい!」というのが大きく作用します。チェケラッチョ!って何やねん?
どうして彼らはワルぶるのか?そのうち、品行方正な直立不動のラッパーが出て来たら面白いのに、なんて考えながら創りました。チェケラッチョ!チェケラッチョ!と繰り返しているうちに、なんかチェケラッチョ!ってオイシイスナック菓子のイメージせーへんか?
少年はいつの日もバカ!
僕の中で「少年」はずっと息づいています。イヤ、べつに多くの女性が「少年のような心を持った人がスキ!」なんて言うからモテようと思って言っているのではありません(少しはあるか…)。いろんな影響を受けた思春期。ある意味、少年の日の「バカ」さを引きずりながら、これからも唄っていきたいと思っています。ここに唄ったエピソードは実体験ありのモノ、体験はなくても生理的に理解出来るものばかり。さあ、どれが実体験かな?バカな少年でした、実際。
(好きな娘のジャージを床に広げて重なったのは名古屋の伊藤秀志さんです)
47都道府県の唄
これは「はなわ」くんに対するアンサーソングです。仕事で全国を旅して来た僕は、各地の文化の微妙な違いに興味を持ち「佐賀県」のみならず、全国の日本一を網羅してみました。
(2004年のデータなので、現在では違うのもあるでしょう。福原将宜さんのギターが良いエッセンスに)
どんなんやねんセレクト
「どんなんやねん」は元々「あったらコワイ」一族でした。物理的な事じゃなく言葉遊びの要素が強いモノをのれん分けして独立させたのよ。オリジナルの言葉と、ほんの少し違うだけで、まったくもって意味の違うモノになってしまうのが「どんなんやねん」の醍醐味です。
(ギターでメロディーつけてみたパターン。庭付きカルビ、シンクロナイズドバイキング、ポリープの首飾り、おすぎのパー子、プッチン不倫、サザエのつぶやき、ファイト!失格!、窃盗の花嫁、マグレ刑事純情派、名犬らしい、うっかりハチ公、カナダからの毛蟹)
ジ・アンサーソング~テツ&トモに捧ぐ~
テツandトモくんが繰り返し「なんでだろう?」と唄う姿を見るうちに「本当になんでなんだろう?」という疑問が湧いて来ました。答えが欲しくなり、知り合いを通していろいろ調べてみました。いちばん最初は「コンブが海の中でダシが出ないのなんでだろう?」という率直な疑問に対して、僕の小学校の同級生岡部くんが「フジッコ」に勤めているのを思い出し電話してみると、彼は懇切丁寧に教えてくれました。大学の先生方も本当に親切に教えてくれました。
(監修 フジッコ株式会社 商品開発部 岡部一彦氏、秋田大学精神科学教室 睡眠研究グループ 神林崇氏、立正大学心理学部 若島孔文教授、中央大学文学部 教育学科心理学コース 山口真美助教授、全て2004年当時。みなさんありがとうございました。)
ハードボイルドIN銭湯
ハードボイルドシリーズも、いくつか発表してきましたが、元々はこれが原点となるモノで22歳の時に創ったヤツに手を加えました。子供のころよく行った、近所の銭湯(今はもうない中条温泉)をイメージしています。ちなみに僕は、みんなと同じように子供のころ番台に座るのが夢でした。
(春日丘高校同級生で小説家の増山実氏と考えました。彼は『私はバッテラ』の作詞者でもあり『アホが見るブタのケツ』も一緒に考えました。BGMの作曲と打ち込みは僕です。ピアノの『ガーン!』不協和音を入れる作業が楽しかった。)
恋愛と結婚に関する考察
女性が30代で独身でも全然OK!な時代。とはいえ女心は揺れています。揺れる姿が健気でもありおかしくもあり。え?お前はどうやねん?45歳独身でもいいじゃないか!
(結婚願望まったくなく、女性心理を掘って形にするのにエネルギーを使っておりました。49歳で結婚するのですけれどね。)
拝啓、きみまろさん
きみまろさんへのアンサーソングです。中高年ではなく若者に対するメッセージ。きみまろさんに「こんなんやってもいいですか?」と電話したら「おおいにやって下さい!」と言われました。
(曲の作詞作曲は打ち込みは僕。バリトンサックス?はジャズミュージシャンの多田誠司さんです。)
ツッコめや!
言葉を間違ったまま覚えている人ってアナタの周りにもきっといるハズ。小学校の時、剣道を習ってた先生が「工夫せー!」というところをいつも「くうふせー!」と言うので、子供心に「くふうやんけ!」と心でつぶやいていた僕。でも日本語は難しい!30くらいまで僕は「行脚(あんぎゃ)」の事を「こうきゃく」と言っていた。「入水(じゅすい)」の事を「にゅうすい」と言っていた。「おもんばかる」なんて言葉もなんか変。「ばかる」って君は馬か?
(間違ってますよ!言い間違いをひねって変形。)
今度は女性に生まれたい
世の中、男と女が居るから面白く、ややこしい。常に異性はミステリアスな存在。どうしても埋められない男と女の溝。女性が強いという事だけは間違いないようです。ちなみに僕はみんなと同じように、お姉ちゃんのいる友達がうらやましかったです。
(これも女性研究シリーズ。コーラスなどいろいろ工夫のあとが見られますなー。)
ショートソング&会話
一番最初につくったショートソングは「しょんべん小僧のひとり言 あーウンコがしたい」でした。あれから20数年。僕は成長したのでしょうか?
(楽屋入口、パズル、SM、呼び捨て、霊園広告、山田、問題、落下、電話番号)
罠
ネガティブな方向に心が動くというテーマは今までも表現してきましたが今回はより、僕の実体験にもとづいたエピソードを唄ってみました。最近ホテルのエレベーターホールに1000円のペイテレビのプリペイドカードの自販機を設置しているところが増えており、大変ありがたく思っています。
(エッチビデオの進化と共に年齢を重ねています。顔文字せやった感。これもギター福原さんかな。)
オヤジでいいじゃないか!
開き直りつつも、なんだか社会で肩身の狭いオヤジ達。彼らの嘆きを代弁してみました。え?お前もオヤジやんけ?そ、そうかー。
(おじさん自己肯定ソング)
どうしていたんだ?あの頃は
人間って、環境に順応する能力にたけているな、と思います。これだけいろんな技術の進化が速いと、ごく最近まで「そうしてた」事すら忘れてしまっている。忘れなければ新たなシステムに順応出来ないからでしょう。ところで透明人間になれる薬はいつごろ発明されるの?
(さらに現代も様々な進化の中に我々は身を置いて暮らしております。FAXが現役で重宝されてました。心地よいバイオリンは中村雅都さんやな。)
ホントにいたのかこんなヤツ
確か居たような気もするし、幻だったような気もする。そんなキャラが続々登場します。そういえば全身黒づくめでオールバックで少々太めの替え唄を唄うヤツが居たような…。
(少し過去を振り返るあったあったのか?シリーズ)
はい!働いて働いて働いて働いてましたー!